すべてのものは作った瞬間に陳腐化がはじまるという話と、
高速ごみ製造機をより好む、という話について。
- 頭の引っ掛かり
先日『その機能、今作る必要ある?』というオンラインイベントに参加以来、
「すべてのものは作った瞬間に陳腐化がはじまる」という言葉が頭に残っています。
hiliteeternal.hatenablog.com - 引っ掛かりの取っ掛かり
ずっともやもやしていたのですが、取っ掛かりは一か月ぐらい前に参加したイベントでの、
KDDIアジャイル開発センター北浦さんの『システム開発の残念な原理原則』だと気付きました。
システムは
・何もしなければ壊れる
・何かしても壊れる
・壊さないように努力しすぎると何もできないし、努力を怠ると使ってもらえない
という話です。 - 取っ掛かりの浸透
そんなことが頭に残る中で2週間くらい前に参加したpmconf2024での
LayerX加藤さんのお話で作るものを選んでいく重要性が浸透していました。
作らないことを続けるためには、
・作らないものを決める
・作るものを削る
・作るものを尖らせる
ことが重要であり、それをいつでも実施続けることが重要というお話でした。 - 頭の取っ掛かり
そして、先週の作らないものを決めることにフォーカスした
『その機能、今作る必要ある?』というお話。
offers.jp speakerdeck.com作らないものを決めるためには、どうした観点で精査すべきかというお話でした。
- 取っ掛かりから引っ掛かりのフィードバック
そして、今朝。
最近聞き始めたポッドキャストに北浦さんが登場し、
冒頭の話を忘れていたことに気付きました。オンラインイベントの時には、残念な原理原則の話と以降の話の関連性を見失っていましたが、
ポッドキャストでのやり取りから、
壊れない/壊さないために適切な運用監視が必要である、という文脈であったと気づきます。
陳腐化を防ぐためのコストが発生しだす、と理解しました。 - 引っ掛かりの起源
そのうえで、KDDI北浦さんのオンライン登壇と同日にあった、
こちらの高速ごみ製造機をより好む、という話も頭の中でくすぶっていたことに気付きます。
www.youtube.comspeakerdeck.comプロダクトの成長速度より、プロダクトで実現したい期待が増える速度の方が早いため、
やらないことは決めつつも、アウトプットを評価していく。
そして、作るものを尖らせていく。
この1か月ほどで浴びた情報の整理。
すべてのものは作った瞬間に陳腐化がはじまるという話と、
高速ごみ製造機をより好むという話についてでした。
改めて、すごい人達のアウトプットに支えられています。