2026年5月4日(月祝)に開催された文学フリマ東京42に出店しました。
はじめて出店して得た学びや気づきを整理します。

文学フリマについて
文学フリマとは、文学作品の展示即売会です。
出店者が「自分が〈文学〉と信じるもの」を自らの手で販売します。
作品の内容は、小説・物語・詩・俳句・短歌・ノンフィクション・エッセイほか、評論・研究書など多岐にわたります。気軽に読める作品から重厚なものまで、ごく個人的なものから社会的なものまで、出店者によってさまざまな作品が販売されます。
文学フリマの「場」には一般商業流通には乗らない作品がたくさん集まります。
通常の製本された冊子から、ホチキスで綴じたコピー誌、手作りのZINE、手書きの1枚の紙、Tシャツ、CDなどさまざまな形式のものなど、
本屋さんでも通販でも出会えない、さまざまな形の〈文学〉が一堂に会し、販売されます。
既存のジャンルや定義・価値観にとらわれない、自由な発想・斬新な視点から生まれた作品も多く出品されます。2002年に初めて開催されて以来、文学フリマでは多くの出店者・来場者が参加し、数えきれないほどの作品が文学フリマの「場」で販売されてきました。
現在の文学フリマは、個人が作品を発表する「場」だけでなく、新たな才能の発掘の「場」や、斬新な作品の実験の「場」ともなっているほか、プロの作家が出版社を介さずに自ら作品制作のプロセスを一人で担った作品を販売する「場」ともなり、既存の商業出版とは異なる新しい流通の「場」としても機能しつつあります。
引用:
出店内容
出店内容については先日ブログに整理いたしました。
今回の頒布数について
- 日常からの少しの跳躍:4冊
- AIという名の伏線回収:8冊
- 作る前に使われ方を考える:3冊
- サイロを嫌う:1冊
計16冊の本をお手に取っていただくことができました。
皆さまありがとうございました。
文学フリマの体験について
今回、はじめての文学フリマへの出店・参加でした。
今まで計3回技術書典に参加しましたが、改めて全く異なるイベントだと感じました。
技術書典との違いについて
当然のことですが、技術書典にはエンジニアの方がメインで参加されます。
なので、私の同人誌についてもエンジニアとしての視点で見てもらっていることを感じます。
それに対して、文学フリマはエンジニアではない方も多く参加されます。
そうした方に、私の本に興味を持っていただけることが嬉しく思いました。
そのため、技術書典と比較して、頒布数は振るわなかったものの、それに対してネガティブな印象はありませんでした。
むしろ、文学フリマの懐の広さを感じました。
そして、この場に意図を持ってこれていただろうかと考えることができました。
他ブースについて
私の周りのブースも少し歩けば全然違う種類の書籍が置かれていました。
そうした中で、嬉しかったことは、30代半ば頃からずっと聴き続けているラジオパーソナリティの荻上チキさんのブースがあったことでした。
荻上チキさんのマイノリティを救う活動にいつも大きな励みを頂いており、私は社会調査支援機構チキラボに寄付を続けています。
そうした方と近い距離で出店していることに背筋が伸びました。
また、映画パンフは宇宙だ!の方々も近くのブースで出店されていました。
最近は私が映画から離れてしまっていましたが、アリ・アスターを扱った同人誌が大好きだったことを覚えています。
そうした意味で、私は本当に楽しんで本を出せているのかとふりかえることができました。
ブース運営について
今回も妻子とともにブース運営をしました。
前回の技術書典から得た学びから、いかに動的に場を再設計できるかを考えることができました。
新刊の『日常からの少しの跳躍』が思ったほど出なかったため、はやめに主役を『AIという名の伏線回収』に切り替えました。
『日常からの少しの跳躍』は、文学的要素が強い一冊のつもりでいますが、文学フリマの空間では弱く映った気がしています。
そのうえで、『AIという名の伏線回収』が一番その場に合っていたのだと思っています。
また、今回は付箋を使い常にポップを貼り替えていきました。
最初に書籍をひとことで表した文章を書いても、すぐに本当にそれが最適なのだろうか?と考え直すことができました。
一度貼ったらおしまいではなく、改善を繰り返すことができたことが良かったと思います。
同時に、娘もポップに何かを書いてくれました。
通りすがる人にどう伝えれば本を手に取ってもらえるかを考え、それを付箋に書いていく娘が心強く思いました。
また、今回お隣がFORTEさんだったことも嬉しい偶然でした。
1日を通した雑談に多くの気づきをいただきました。
戦利品
合間を縫う形で気になる書籍を手に入れることができました。
読むことがとても楽しみです。
本日の戦利品!!
— 幡ヶ谷亭直吉@技書博え-02/多摩.dev/子育てMeetup/秦野アジャイル (@asagayanaoki) 2026年5月4日
ブースに立ちながらだったので、合間を縫って少し歩いただけですが、それでもかなり楽しかったです。
むしろ、一般参加だったらどれだけ買っていただろうか……
楽しい一日でした!!#文学フリマ東京 #文学フリマで買った本 pic.twitter.com/B7LZ4TRKfh
まとめ
はじめての文学フリマ出店、とても充実した1日を過ごすことができました。
多くの学びや刺激を得ることができました。
ブースに立ち寄ってくださった皆さま、本を手に取ってくださった皆さま、ありがとうございました。
文学フリマに参加したいと思ったきっかけは、大好きなpodcast番組のひとつであるマヂカル.fmさんでした。
今回、はじめて文学フリマのマヂカル.fmさんのブースで新刊を購入できました。嬉しかったです。
マヂカル.fmさんが文学フリマでZineを出していなければ、今日という日はなかったかも。
ブースを出さなければ味わえなかった経験をしました。
改めて出店をしてよかったです。
次回文学フリマに出店するとしたら、今よりももっと楽しむことに振りたいです。
本日は皆さまありがとうございました。