幡ヶ谷亭直吉ブログ

娘のここねと格闘するエンジニア。

『スクラムイベントを振り返る』を読んで ~ 葛藤には引力がある

読書メモ。2026年15冊目。(2026/4/14記載)
『スクラムイベントを振り返る』を読んだ学びをまとめます。

本の概要

本書は、「スクラムについて改めて考えてみよう」というコンセプトのもと、私自身が携わっているスクラムイベントを振り返り、考察をまとめたものです。

本書は、スクラム開発に2年半従事するエンジニアが、「スクラムについて改めて考えてみよう」というコンセプトのもとにスクラムの各イベントについて現状を振り返り、問い直した考察集です。スプリントプランニングを仮説検証の場と捉え直す試みや、自律性を促すデイリースクラムのあり方など、実体験に基づく試行錯誤と改善への志向を記述しています。

引用:

techbookfest.org

動機

  • 同じチームのメンバーのはじめての同人誌。
  • ずっと凄いメンバーだと思っていたため、それを表に出してほしいと思っていた。
  • けど、本人の心労も分かっているため、どきどきしていた。

前提

2年半ぐらい一緒にプロジェクトに携わるメンバーのはじめての同人誌。
今は異なるプロダクトチームで稼働しているものの、社内では一番接点の多いメンバー。
私よりもずっと頭がよく、いろいろな知識を持っている優秀な人間。

なので、自分のコンテキストに依存せず、自分の考えを発表し、いろいろな世界と交流して欲しいとずっと願っていました。
ただ、その反面、アウトプットは誰しもが恐いものであり、特に得意なメンバーではないため、心配もしていました。
結果、ページ数は少ないですが、自分の考えを言語化し、1冊の冊子としてまとめていました。

オフライン会場では向かいの列で、ブースで緊張する面持ちなのは見えつつも、通り行く人が手に取り、購入してくださる姿も見ることができました。
個人的には彼の世界が拡張していく姿が見えて、本当に嬉しかったです。

書籍の感想

現在のチームにおける彼の悩みであったり、それに対する改善の考えが整理された内容でした。
悩み、葛藤が文章として表れており、ここまでできれば後は外部からの知見に頼ったり、内部の人間と協議したりできるイメージが持てました。
そして、私自身の認識から漏れている部分もあり、改めて考えを言語化することの重要性に気がつくことができました。
もしかしたら、私はコンテキストを共有しているから、より理解をしやすいのかも知れませんが、人間の葛藤には引力があることも気づきました。
この引力が彼を前に進める力になってくれたらと思いました。
12頁ですが、私にとってもとても大きな価値のある一冊となりました。