4/11(土)から技術書典20が始まりました。
4/12(日)は池袋サンシャインシティ 展示ホールD(文化会館ビル2F)にてオフライン開催がありました。

当記事ではそこから得た学びを整理します。
技術書典について
技術書典は、新しい技術に出会えるお祭りです。技術書を中心とした様々な本を頒布する同人誌即売会です。 エンジニア・デザイナー・研究者・学生が、自分の知見を「本」という形で共有する場となっています。
私の頒布書籍について
実際の頒布について
前回からの流れ
今まで技術書典に参加してきました。
オフラインで初回は新刊21冊頒布、2回目は新刊46冊頒布でした。(旧作17冊)
これは、個人的にはとても大きな数で、本当に嬉しかったし、今回はこの時の印象を引きずっていました。
ただ、今回は開場後1時間程、本がほとんど売れませんでした。
開場後、娘が退場
前回からブースは妻子にお手伝いして貰っています。
前回の記憶もあったからか、娘は最初の1時間に耐えられず泣いて退場してしまいました。
私の本は分かりづらい
娘の退場後、どうしたら良いかと悩んでいるところを、ばんくしさんがブースの前を横切ったのでお声がけさせて頂きました。
書籍の内容には興味を持っていただいたものの、タイトル『AIという名の伏線回収』と、書籍の見た目から内容が分からないと率直なコメントをいただくことができました。
その後、TechRAMENConferenceのとみおさんも通りかかり、新刊を見ていただきました。
1999年からの体験の記録に興味を持っていただくことができました。
また、その前後で、前作を購入いただいた方から、AIはいいやと率直な意見を頂きました。
結果、以下のことが分かりました。
- 表紙・タイトルから何の内容かは分からない。
- AIの本は溢れすぎているため、内容が分からなければ興味を持っていただけない。
- けど、内容が分かれば可能性があるかもしれない。
そのために、①新刊の説明を明文化する、②旧刊も前面に出す、③各書籍の役割を一言で見せる、の3つのことをしました。
新刊の説明を明文化する
その時点まで、テーブルのレイアウトとしては本が3冊、見本誌とともに並んでいるだけの状態でした。
書籍紹介のチラシも持っていましたが、あくまで立ち止まってくれたり、立ち読みしてくれた人に手渡す形になっていました。
なので、チラシの裏を作って、新刊のポップを書くようにしました。
「1999年からAIまでの人間の制約をふりかえる」のようなことを書きました。
旧刊も前面に出す
また、新刊に比較して旧刊『作る前に使われ方を考える』を購入していただける方の数が多いことに気がつきました。
もともとブースのレイアウトは新刊を推す形にしていました。
新刊のポスターの後ろに、『作る前に使われ方を考える』を置く形にしていました。
また、その頃に味噌とんトロ亭のしゅういちろさんが通りがかり、ブースの位置が通路横のため、向こうから見てすぐに分かるとコメント頂けました。
それであればと、通路側に『作る前に使われ方を考える』のポスターを移動し、見本誌の数も新刊と同等にしました。
2本を推す形に変えました。
各書籍の役割を一言で見せる
初回のレイアウトを変えることによって、レイアウトを動的に変えていくことに抵抗がなくなりました。
そして、前回の技術書典の際にPMJamの方たちが画用紙で通りかかる人たちが気になるようなコメントを書いていたことを思い出しました。
私もそれを見習い、3冊の書籍の前に、それらの書籍が何を表しているかを端的に書くようにしました。
すると、1番最初に書いた『サイロを嫌う』も手に取って頂けるようになりました。
娘戻る
その後、ご飯を食べて落ち着いた娘も、ブースの前を行く人たちに声をかけてくれるようになりました。
応答してくださった皆さま、ありがとうございました。
それが娘の自信に繋がっていくことが分かりました。
最後は疲れて、途中離脱してしまいましたが、今回も娘が頑張ってくれました。
学んだこと
今回のブースでも本当に大きなことを学びました。
大きく学んだことは3つあると思います。
- フィードバックの重要性
- 動的に対処できることの重要性
- 動的に動くための環境
これらが、今回の私にとって大きな学びとなりました。
フィードバックの重要性
書籍を書いているときは、自分の世界に埋もれがちで、今回の書籍が目を引かないとは思いませんでした。
今でも、N=1の世界だからこそ価値のある一冊と思っています。
ただ、思っているだけでは、それは相手に伝わらないことを改めて実感しました。
何よりもAIの飽和状態の中で、内容が分からないことは致命的とも感じました。
だからこそ、プロダクト開発には、小さく試して軌道修正していくことが重要と学びました。
動的に対処できることの重要性
今回、最初の苦しい状態から、なんとか切り返していけたことは良かったと思いました。
最初の固定した考えに引きずられず、動的に対処できたことがよかったと思います。
そして、それは今まで見てきたいろいろな方たちの姿があったからこそだと思っています。
1回目の出展時だったら、最初の状態で終わってしまった気がしています。
動的に動くための環境
一番重要だったのは、娘が泣いて退場してしまったことな気もしています。
危機感があったからこそ、どうすれば良いかを集中して考え、仮説検証を回すことができたとも思っています。
私のなかで、『娘とブースを出したい』という想いには、『娘にいろいろな経験をしてほしい』と『娘に父親とのいろいろな記憶を持っていて欲しい』という願いがあります。
それは、ぜんぜん本が売れなくて、泣いて哀しくて終わることでは、報われないと思っています。
そう思うと、今回も娘と一緒にブースを出すことができて嬉しかったです。
そして、今後はもっと最初から娘が活き活きとブースに立てるように作戦を立てたい。
学べた理由
今回、大きな学びを得ることができましたが、それは色々な方とのコミュニケーションによって成り立っていることに気がつきました。
ブースに来てお声がけ頂いた方たちの反応から多くのフィードバックを頂くことができました。
また、ブースに会いに来てくださった方たちもいて、大きな励みを頂くことができました。
そして、今まで技術書典で見てきたこと、知ったことを通して、やりきることができました。
それは、自分一人ではできないし、はじめての出展の頃にはできなかったことだと思っています。
いろいろな人たちに多くのものを頂いています。改めて大きな感謝です。
結果
結果、今回のオフラインでは、
『AIという名の伏線回収 - 極私的インターネット体験』が21冊、
『作る前に使われ方を考える - 極私的プロダクト思考』が18冊、
『サイロを嫌う - 極私的DevOps体験』が7冊ご購入いただくことができました。
改めて、手に取ってくださった皆さまありがとうございました。
どの本も自分にとって大事な本なので、とても嬉しいです。
今後大切にしたいこと
今後、伝えることをちゃんと考えたいと思いました。
内発的動機で書いている本のため、特に収益がどうこうは考えないようにしています。
自分が価値がある、学びを得たと思ったことが、誰かに伝わることが一番重要だと思っています。
だからこそ、それを伝えることを大事にしたいと思いました。
伝えることを辞めなければ、きっとアクションは止まらない。泣いて終わることはない。
自分が伝えたいと思ったことを、伝えることを大事にします。
それが少なくとも自分の成長に繋がり、結果数が変動していくと思っています。
オンラインは続く
というわけで、技術書典ははじまりました。
まだまだこれからオンラインは続いていきます。
毎日のように各書籍の良さを発信させてください。
hiliteeternal.hatenablog.com
お手に取って頂けますととても嬉しいです。