幡ヶ谷亭直吉ブログ

娘のここねと格闘するエンジニア。

『届ける工夫 ~欲しい誰かに見つけてもらえる60の方法~』を読んで 〜 自分の作品を読んでもらうために

読書メモ。2026年13冊目。(2026/4/7記載)
『届ける工夫 ~欲しい誰かに見つけてもらえる60の方法~』を読んだ学びをまとめます。

本の概要

本書には、私が技術書典で本を出すとき実際にやっていることを元にして、あなたが「もっとたくさんの人に手に取ってもらって、○○の良さを知って欲しい」と思ったらこういうことをするといいですよ、という工夫をぎゅぎゅっと詰め込みました。題材は技術書典ですが、それぞれの工夫は汎用的なものなので、たとえば同人誌即売会で自作の小説を売っている人や、ハンドメイドのアクセサリーをマルシェで売っている人など、自分の作ったものを自分で販売している人にはきっと共通して参考になる内容だと信じています。

第1章から第6章まではやるべきことが時系列で並んでいるので、通して読むと一通りの流れが把握できます。あとはイベントの開催直前になったら「第4章 イベント開催前の工夫」を読み返してみる、というように、「いまの時期には何をすべきか」の参考にするのもいいでしょう。

販売部数という数字を積極的に追い求めることを、拝金主義のように感じてしまう人もいると思います。また、謙虚さゆえに、自著の告知や宣伝を控えめにしている著者も多いと思います。ですが「販売部数」の向こう側には、その本を手に取って、価値を感じ、お金を払って買ってくれたひとりひとりが居ます。必要としている人の元まで届いて欲しいという気持ちで頑張って告知すること、そして届いた結果の数字を喜ぶこと、果たしてそこにネガティブな要素はあるのでしょうか?それに読者の立場で思い返してみると「こんな本あったの?早く言ってほしかった!あー、もっと前にこれを知っていたら……!」という気持ちにはきっと覚えがあるはずです。

流れていく情報の量が多い現代において、困りごとで調べ物をしたときに「まさにこれが知りたかった!」という情報に辿り着くのは至難の業です。良いものを作れば黙っていても見つけてもらえる、という時代ではないのです。必要としてくれているどこかの誰かにあなたの本を届けるには、ちゃんと見つけてもらうための情報発信が必要です。

本書には、欲しい人に存在を知ってもらい、手に取ってもらうための実践的な工夫が詰め込まれています。

引用:

techbookfest.org

動機

  • 次回の技術書典で、ブース側としては3回目の参加になる。
  • 今まで書くことに精いっぱいだったけどもう少し届けることも考えたい。
  • ずっと気になって積んでしまっていた本をやっと手に取りました。

本書からの学び

改めて、もっと早く読めばよかったと思える一冊でした。
必要としている人に見つけてもらうための発信まで含めて『届ける工夫』ということを改めて学びました。
作成過程を発信することもその一つであり、今回の自分の発信も間違っていなかったのだと確認できました。
一方で、直前の告知はまだ弱かったと気づかされたため、あらためて発信を見直したいと思います。
今回の出展準備でも、本そのものだけでなく、見つけてもらうための導線づくりまで意識して臨みたいです。

次の技術書典では本書の改訂版がでるとのことで楽しみです。

せっかく作った本を読んでもらえるように、届ける工夫を大事にします。