幡ヶ谷亭直吉ブログ

娘のここねと格闘するエンジニア。

『「好き」を言語化する技術』を読んで 〜 自分の感情を言語化するために

読書メモ。2026年3冊目。(2026/1/6記載)
『「好き」を言語化する技術』を読んだ学びをまとめます。

本の概要

本書は、アイドルと宝塚をこよなく愛する著者が、書評家として長年培ってきた文章技術を「推し語り」に役立つようにまとめた1冊です。
SNS発信・ブログ・ファンレター・友人とのおしゃべり・音声配信などの発信方法ごとに、自分だけの言葉で感想を伝える技術を教えます。

推し語りには、語彙力や文章力が必要だと思われがちですが、それは間違いです。
必要なのは、自分の感想を言葉にする「ちょっとしたコツ」だけ。
そのコツさえ知れば、あなただけの言葉で好きな作品の素晴らしさを語れるようになります。

引用:

d21.co.jp

動機

  • ブログをはじめて以来自分の言葉不足をなんとかしたいと思っていた。
  • 登壇をはじめて尚更もっと良い表現ができればと思っている。
  • 前々から気になっていた一冊を手に取りました。

本書からの学び

昔から好きなものを誰かと共有することに苦手意識を感じていました。
小学生の頃にサザンオールスターズが好きで、床屋さんのお兄さんから渋いねと言われて以来、渋さを個性のように感じてあまりそれを共有しようと思っていませんでした。
今思うと渋さの良さを自分の言葉にして誰かと分かち合うことを考えていたら、もっと好きを言語化する能力が鍛えられていたかも知れない。
それだけ、自分が良いと思ったものを言語化することは大変だと思っています。
ただ、改めて誰かの言葉を借りるのではなく、自分の言葉を積み上げていくことが重要だと感じました。
そのためにも、たくさんの言葉を学んでいきたい。

忘れたくないメモ

自分の感情の言語化

せっかく感想を言葉にするなら、自分のオリジナルな感情を大切にしましょう!世間や他人の言葉に流されずに、自分だけの言葉を使う訓練をすれば、きっとそれが習慣になります。

自分の感情は自分だけのもののため、それをそのまま言語化したらオリジナルの表現が生まれるはず。
それが難しいから、他人の言葉に流されていく。

鮮度

でも、一番鮮明に残る「好き」は言葉です。

「好き」は儚いからこそ、鮮度の高いうちに言葉で保存しておいたほうがいいんです。そして、言葉という真空パックに閉じ込めておく。

何かを感じたタイミングで言語化することが重要。
今でいえば音声であったり動画であったりしても良い気がしています。
それを記録して、言語化できるようにすることが重要。

言葉の信頼度

他人の言葉を借りてまで、全部が全部白黒はっきりつけることが正義ではないはずです。自分の好きを言葉にできるまでもやもやを抱えながら、そこで揺るぎない言葉を見つけられれば、きっとあなた自身の「好き」への信頼は積み上がっていくはず。 

言葉の芯を持つこと。芯のある言葉を積み重ねて信頼を獲得すること。

違和感も言語化する

自分に嘘をつかずに挙げること。無理して「よかった点だけ」挙げるのではなく、「違和感を覚えた点」も含めて挙げることで、より自分の感覚を深く言語化することができます。嘘をつかず、楽しくできる範囲で、具体的に感動した点を挙げるのがポイントです。

良かった点も違和感を覚えた点も言語化する。
感情を言語化して呼び起こせる状態にする。

情報格差

情報の差異に価値がある

重要なのが、「距離」つまり、「自分と相手との差異はどの程度か?」を把握しようと心がけること。ただ「相手の情報」を把握するのではなく。「自分の情報との差異」が重要です。なぜかというと、伝えることは、自分と相手にある情報格差を埋めることにほかないから。

自分の知っている情報が皆が知っている情報と思わないこと。
誰かに好きを伝えるためには、その前提を伝えること。

唯一の情報

あなたの発信に価値があるのは、誰かとあなたの間に「知らない情報」が存在するからです。

十人十色。十の色を言語化できれば知覚できるようになる。