幡ヶ谷亭直吉ブログ

娘のここねと格闘するエンジニア。

『エンジニアニメ Anthology Tech Book 2nd Season』を読んで 〜 アニメ愛とエンジニアリング愛の掛け算の熱量

読書メモ。2025年80冊目。(2025/12/27記載)
『エンジニアニメ Anthology Tech Book 2nd Season』を読んだ学びをまとめます。

本の概要

「アニメから得た学びを執筆会」へようこそ。私たちは、アニメというエンターテイメントから技術者としての気づきや学びをみつけ、それを共有したいという思いで集まったエンジニアたちです。

本書では、各執筆者が心に響いたアニメ作品から得た技術的な洞察や、エンジニアとしての成長につながった気づきなどを自由な視点で綴っています。

「アニメと技術書」という一見すると意外な組み合わせかもしれません。しかし、優れた物語には、チーム開発の本質や技術者としての在り方、そして問題解決のヒントが数多く隠されていると私たちは信じています。

本書を通じて、あなたもアニメという新しい視点から、エンジニアとしての学びをみつけていただければ幸いです。お好みの章から、気軽にページをめくってみてください。

引用:

techbookfest.org

本書からの学び

『エンジニアニメ Anthology Tech Book』の2冊目。
多様な視点が集まることで、学びが“文化”として立ち上がることを改めて学びました。
1冊目がとても学びの濃い内容だったため、2冊目もとても楽しみにしていました。

hiliteeternal.hatenablog.com


本作もエンジニアのアニメからの気づきや学びをみつけ、共有したいという思いにあふれた一冊でした。
役割や年齢の異なるエンジニアが、異なる関心をもとにアニメを取り扱った文章が集まることで、ひとつの文化として立ち上がっていくのが興味深く、同時にコミュニティの有機性を感じました。
そして、通常の技術同人誌においては、技術への想いが一冊の同人誌になるところが、そこにアニメに対する愛情も掛け算で現れるから素敵だと思っています。
アニメが放送された時代によっては、新しい文化を感じるものもあり、そうしたコミュニティとの共鳴も面白く感じました。

そうした熱量は今年のオフラインイベントでも味わうことができました。

hiliteeternal.hatenablog.com


また、第一冊目を読んだ後、自分もアニメからの学びを言語化したいと思っていました。
そんななか、先日のアドカレに参加できて嬉しかったです。

hiliteeternal.hatenablog.com

 

次の劇場版は他予定とかぶってしまいましたが、書籍のサードシーズンも楽しみです。

忘れたくないメモ

余白

完璧な成果発表でなくていい。まだ形になっていないアイデアの話でもいい。味噌汁の話から、 思わぬエンジニアリングの学びが得られることもある。そんな”ゆるさ”が、暗黙的に存在する勉強会があってもいい。

ゆるキャン△』を扱った、Oyuさんの文章より。
余白やフロー効率についての重要性を表した文章として魅力を感じるのと同時に、これからコミュニティを推進するにあたり、自分もゆるさを大事にしたいと感じました。

自分の役割を楽しむこと

マネージャーである私たちが誰よりもエンジニアリングを楽しみ、その姿を周囲に見せていくこと。それこそが「マネージャーって楽しそう!」「私もいつかこの役割を担ってみたい」と感じる人を増やしていく、一番の近道なのではないかと私は感じています。

『株式会社マジルミエ』を扱った、こうのさんの文章より。
個人的にプロジェクトマネージャーと読み替えて考え込むところがありました。
新しい時代に求められるPjMを定義し、体現できるようになりたいと思いました。
私にとって、今年ナカミチさんとお会いできたことは、プロジェクトマネージャーの魅力を捉え直すにあたり本当に大きかったと思います。

楽しむこと

アビスの底で母親と会うために冒険をしているのですが、ここでは「ずっと冒険がしていたい」 と言っています。手段と目的が逆転してしまっていますね。ですが、これは彼女の本音だと思います。
楽しむこと。
これが持続的なリーダーシップを発揮するため、リコが教えてくれたことです。楽しいエンジニアライフを送りましょう!

メイドインアビス』を扱った、しゅういちろうさんの文章より。
プロダクト思考が求められる時代において、ともすれば作る部分にエンジニアリングの楽しみの源泉があったエンジニアにとっては息苦しい部分もあるのかも知れないと思う時があります。
そうした時に、開発者体験として、いかに楽しさを持って目的に向き合うかが重要と思っています。
強いメンバーたちの中でどのようにリーダーシップを発揮するか、といったテーマも興味深かったです。