幡ヶ谷亭直吉ブログ

娘のここねと格闘するエンジニア。

『異夢同船』を読んで ~ 自主性を尊重し、関係性を築いて同じ方向へ進む

読書メモ。2025年74冊目。(2025/12/20記載)
『異夢同船〜異なる夢を持ちチームで作業する〜』を読んだ学びをまとめます。

本の概要

# この本は?
本書は **目的が異なっても同じチームで作業すること** にフォーカスした本になります。

# 本著の内容
この本は筆者がリーダー/マネージャーとしてもメンバーとしてもチームで活動してきた筆者の経験を通して、異なる目的を持った人の集団(チーム)でも同じ方向に向かっていくときに大事だなと感じたことをお伝えする本です。**内容としてはプロジェクトマネジメントとチームビルディングが中心**となっています。

引用:

techbookfest.org

本書からの学び:相互理解は軋轢をほどく土台

異なる夢を持っていても同じチームで働いていくために何ができるか。
ソフトウェア開発は、複雑なものを扱う性質上、どうしても余裕がなく自分の作業に閉じがちな気がします。
自分の世界に閉じると、個人間での軋轢を生んでいくと思っています。
そうした時、相互理解が軋轢を解消していくための土台になると考えています。

個人的に、相手のことを理解する際に「最初は自分のことは語らない」ということが印象に残りました。
自分のことが前提にある会話では、相手を自分に引き寄せてしまうからと理解しました。
ただ、「関係性がなければ難しいのでは」、「自己開示なく相手の言葉を引き出すのは大変そう」などと思ってしまう自分がいます。
そして、それは自分が大変そうなことを避けて、自分が可能な範囲のことをやろうとしているからだとも気がつきます。

目的は、相手から言葉を引き出すのではなく、相手を理解し、関係性を構築していくことにある。
そう考えると、自分の考えに相手を寄せるのではなく、相手の考えを自分が理解することが重要だと思います。
関係性が薄い段階でも、フィードバックを手掛かりに相手理解を進めていく。
そうした大変さを乗り越えてでも、実現すべき価値があると思いました。

また、船の価値とは何か、誰がどこに推進していくか、なども重要になると思いました。
船の価値に皆が同期できるよう「われわれはなぜここにいるのか」などを通して言語化し、コマンド型のリーディングではなくチームが共通目的に対して船を進めるような状態を実現する。
そうした、異夢同船を実現したいと思いました。

そして、しゅういちろうさんの感想がとても好きでした。