幡ヶ谷亭直吉ブログ

娘のここねと格闘するエンジニア。

EM Meetup 特別会 〜EMこそソフトウェア設計を学ぼう〜 に参加しました

EM Meetup 特別会に参加しました。勉強会に参加した感想をまとめます。

イベントの概要

・Engineering Manager Meetup とは?
Engineering Manager と聞いたときにどういう役割を思い浮かべるでしょうか。

日本のソフトウェア業界で統一された定義・見解を見ることはほとんどありません。会社や人それぞれによって思い描く姿やその実態・運用が異なり、それぞれの創意工夫や悩みがあるのではないかと思います。

Engineering Manager Meetup は、 Engineering Manager やエンジニアリング組織、その周辺について関心のある方々が語り合い、知見や悩みを共有できるコミュニティを目指します。

・イベント概要
Engineering Manager Meetupは、OST形式(後述)がメインのイベントになります。たまにLT形式もおりまぜます。さまざまな知見をインプットするとともに、ディープなディスカッションができるイベントになっています。

今回は「ソフトウェア設計」をテーマに、増田亨さんにご講演をいただき、さらに設計をテーマにしたOSTを実施します!

EMこそソフトウェア設計を学ぼうということで、一緒にビジネスモデリングを体験してみませんか。

引用:

engineering-manager-meetup.connpass.com

イベント参加の背景

  • プロジェクトマネージャーとしてメンバーに向き合えるようにEMについて学びたい。
  • 増田亨さんにいつも大きな刺激と学びを頂いている。
  • 前から気になっていたEM Meetupに初参加…!!

セッション

『ソフトウェア設計でビジネスモデリングが重要な理由』

speakerdeck.com

メモ

・事業活動におけるITの位置づけ
広く深く連動している。
リアルタイムのデータ化による状況判断・将来予測・行動最適化。

・開発組織の戦略的役割
製品やサービスを効率的かつ効果的に開発し、事業目標の達成に貢献する。
事業目標の達成=黒字を続けることでの事業存続。高業績の持続を実現する。
どうやって高業績を持続するか?戦略的な判断と行動が必要。
差別化による競争優位性の獲得。独自の価値を提供し続ける。
他社とは明らかに違う価値を提供し続ける。状況変化への最適化が重要。
ITが事業活動と連動している今こそ、ソフトウェアシステムの開発運用が重要となる。

・事業戦略とソフトウェア開発を結びつける
競争優位に直結する機能には費用をかける効果がある。
他の企業と同じで良い機能はできるだけ簡略に済ませる。
中核の業務領域が好業績を持続させる。
際立った特徴のある部分は複雑になっている。
そうした部分を持続的に変更していく必要がある。変更容易性が重要となる。

・開発組織の設計スキル向上による事業貢献
良い設計は悪い設計よりも変更しやすい。
事業の中核となる機能をいかに整理整頓し続けるか。
乱雑なコードは時間がかかる。業績悪化に直結する。
設計改善の3つのレベル:小さな改善、大きな改善、戦略的な改善
3つのレベルを並行して進める。
小さな設計改善:Tidy First、リファクタリング、現場で役立つシステム設計の原則
大きな設計改善:リファクタリング、現場で役立つシステム設計の原則
戦略的な設計改善:ドメイン駆動設計をはじめよう、マイケル・ポーターの競争戦略

『体験ビジネスモデリング

参考:levii.co.jp

メモ

競合との圧倒的な差別化要因を洗い出す。
事業を意識するきっかけを作る。
複数人で実施することでお互いの認識を揃えることができる。

学び

改めて、エンジニアとしても、マネージャーとしても
プロダクトやその先の事業に向けてソフトウェアを育てていくことの重要性を学びました。
ワークショップからは、不慣れでも自社やプロダクトの競争優位性について考えることと、
それをすり合わせていくことでの価値を感じました。
同じことをチームで1時間のワークショップとして実施しても得られるところが大きそう。
そうした自分たちのプロダクトの強みを自分達の言葉で理解して捉えることで、機能に対する向き合い方も変わりそう。

OST

自分は「肥大化したシステムのリアーキ手法」「技術的負債の返済方法」というテーマのOSTに参加しました。
いろいろな現場からの学びを頂きました。ありがとうございました。
・大規模リアーキはプロダクト成長をとめるリスクがある
・リアーキに向けては技術的側面とビジネス的側面の大きくふたつの制約がある
・一昔前と比べてビジネス面でも重要性は理解されてきているように感じる
・負債から問題を組織的に共通体験することで同じ方向を向くきっかけにもなる

また、他のテーブルの方たちの内容も興味深く、若手育成についての、
他チームに派遣してできる部分を学ばせるといった話は、自分の環境でも実現できたら効果ありそうとイメージしました。

懇親会

非EMのため参加を悩んでいましたが、えいやで参加しました。
コミュニケーションさせて頂いた皆さまありがとうございました。

言語コミュニティに対する捉え方や、採用時にプログラミングスキルをどのように評価するかなど、
自分の領域からはなかなか知ることのできない話が勉強になりました。

また、技術書典やマヂカル.fmのお話もできて嬉しかったです。

最近のなかでは「プライドって何?」という回がずっと残っています。

open.spotify.com


自分は仕事においてプライドや自尊心が自分自身の邪魔をすることが多くあると感じていて、
特に4月からひとりのエンジニアとして開発をする役割に戻ってからは、思っていた以上に自分ができないことにプライドが悪い方向に働き、困った状態になっていました。
過去の成功経験が邪魔しているのか、年長者のおごりなのか…
そうしたプライドについて、ふたりが客観視して本当は避けそうな部分もさらっと会話しているのを聞いて、自分ももっと自分のプライドを客観視して扱うことができればと思いました。

ちょっと悩んでから思い切って応募した公開収録も楽しみにしています。

感想

em系の勉強会やイベントは、自分がemではないことから少し避けがちなのですが、
今日は増田亨さんの登壇から思い切って参加しました。
結果、参加できて良かったです。
EMがソフトウェア設計を学ぶこと。エンジニア、テックリード、エンジニアリングマネージャーが一緒になって、ソフトウェアの成長についてそれぞれの視座から考えることができると良いイメージを持ちました。
そして、改めてプロジェクトマネージャーとしてもEMの役割を意識したいと思いました。
そんな私のプロポーザルはこちら。

fortee.jp

多くの気づきと学びをありがとうございました。