チーム開発を加速する!エンジニア・デザイナー・PdMの職種間連携【D-Plus Tokyo #18】 に参加しました。
イベントに参加した感想をまとめます。

イベントの概要
「良いプロダクト」をより速くユーザーに届けるためには、エンジニア、デザイナー、PdMといった異なる専門性を持つメンバーが、職種の壁を越えて連携することが不可欠です。
しかし、多くのチームにおいて「仕様の認識がズレて、手戻りが発生した」「お互いの専門領域に遠慮してしまい、踏み込んだ意見が言えない」「会議ばかりが増えて、開発スピードが落ちてしまう」といった課題が、あるあるの悩みになってはいないでしょうか。本イベントでは、「チーム開発を加速させる職種間連携」をテーマに、
・エンジニア、デザイナー、PdMは、互いの役割をどう理解し、リスペクトしているのか?
・円滑な意思決定と素早いアウトプットを、どのようなプロセスやツールで実現しているのか?
・職種間の意見の対立を、どう乗り越え、より良いプロダクト作りに繋げているのか?
といったリアルな工夫や成功・失敗談を、最前線で実践する方々からLT会形式で共有していただきます!✨
引用:
イベント参加の背景
- D-Plusのイベントにいつも学びと刺激を頂いている。
- プロダクト領域、デザイン領域に対するエンジニアの越境について学びたい。
- 遅刻しつつ久しぶりの現地参加です!オンライン同時開催助かります!
セッション
プロダクトを超える!事業全体を前進させるデザイン連携の舞台裏
メモ
プロジェクト1:コミ単
エンジニアとして社会課題を解決するプロダクトを作れた。
開発中のヒアリングもエンジニアが主体で行った。職種間の越境侵犯を実現。
デザイナーも生成AI使っていない人にどう届けることを考えた。
プロジェクト2:N1エンジニアリング
参加エンジニアのスキルアップにつながる運用を実現した。
デザイナーは参加者の体験向上、+αを考えて届けることができた。
イベント全体に合わせたデザインも考えることができた。
エンジニアとデザイナー、領域が分かれているがリスペクトを基にした越境をすることで、事業全体を前進することができた。
事業全体に関わり、職種間の橋渡しができた。
学び
向き合うべきプロダクトに対する熱量が役割の障壁を溶かすイメージを持ちました。
役割で誰が何を行うのかを定義するのではなく、何をしたいから誰が何をするかを考えることができたら幸せだと思いました。
全員でゴールに向き合う!〜職種混合開発組織における合意形成の場の構築〜
メモ
職種間連携がうまくいかないのは、
お見合い、修正漏れ、会話がかみ合わない、リソース不足が原因と考えることができる。
責務の違い、情報不透明性、優先順位の違い、フロー効率のボトルネックにより引き起こされる。
責務は明確にし、情報透明性は見える場所で議論し、フロー効率はフローを見直す。
責務はデリゲーションポーカーにより権限の再定義を行い、誰に何を決めて欲しいかを明確にした。
情報の透明性をあげるために、すべての議論をGithub Discussionに集約した。
修正漏れをなくすためにFigmaバージョン管理Issueを導入した。
結果、意思決定の停滞や仕様/デザイン変更の認知負荷を軽減できた。
開発サイクルの抜本的見直しのためにはAIエージェントを活用。
エンジニア組織は、越境を意図してあえて役割で区切っていない。
AIを活用して職種間の越境を目指した。
変化1:PdMがコードを読んで仕様理解が可能に
変化2:デザイナーがデザインモックを作成
変化3:デザイナーがカスタムコマンドを作成
AIエージェントの導入で職種の壁が解けつつある。
まとめ
・権限を明確化した。
・情報透明性をAIで解消した。
・今後、フロー開発の課題を全員で見直していく。
学び
AIが情報の透明性をあげる話に、先日のAI×開発組織Summitのメルカリさんのお話を思い出しました。
また、エンジニアだけでなく、事業全体でAIを活用することが新しいフローを生み出すことをイメージしました。
思考の渦から抜け出す - 個人・ロールを超えてコンテキストを揃える方法
メモ
・思考の渦とは?
個人ロールで思考が閉じてしまい、考えが閉じてしまうこと。
ロールの違いによる言葉の壁、優先順位の違いが原因となる。
ビジネス上の希求、プロダクト上での機能の役割、精度に対する関心
など役割によって求めることが違った。
開発サイクルのふりかえりで議論ができた。
目標の抽象度を無くし、チーム全体での具体的な目標を立てることができた。
チームのコンテキストを揃える重要度を学んだ。
・思考の渦から抜け出すためのチームの施策
ユーザーの声を起点とした会話を心掛けた。
ユーザーインタビューにエンジニアも同席。
表面的な機能要件ではなく、その背景にあるユーザーの事実に対する解像度があがった。
チームで共通の目的意識を築くことができ、ユーザーに対する価値を目指すことができるようになった。
各ロールが集まってゴールを決定した。
大事なことは最終的な決定を全員が腹落ちすること。
PdMが最終的な決定権を持ちチームはDisagree and Commitの精神で動いた。
議論を率直にするためにはチームの信頼性が重要。
そのために、ペア作業、PdMがAIで叩き作成、リフレッシュタイム、ストーリーライティングを実施。
インタビューを基にした事実・インサイトをもとにストーリーライティングを作成している。
各ロールが同じゴールを目指せるように動いている。
学び
現在、POともっとプロダクトについて語り合いたい熱があがっているため、身を乗り出して聞きました。
ストーリーライティング、学びたいと思いました。
要件定義・デザインフェーズでもAIを活用して、コミュニケーションの密度を高める
メモ
AI普及により生産性が1.5倍向上している。
その結果、開発より前の工程がボトルネックとなっている。
価値のデリバリーが速くなっておらず、チームサーベイにも課題が見える。
前工程のボトルネックを解消するために、Biz側からのPdM抜擢を実施した。
要件定義やFigmaでのデザイン作成を実施できる状態にした。
結果、人が増えることでコミュニケーションコストが増加し、
品質ばらつきなど新たな課題が浮上した。
人が増えてもコミュニケーションの質を下げないためにAIを活用した。
AIによって人が本質的な議論や創造的な取り組みに時間を充てることができるようにした。
デザインの最低限の品質担保のためにFigmaMCPを利用したデザインレビューを実施。ChatGPTによる要件定義。まずはフローに組み込むことを目的。成果物はチーム内でレビュー。
結果、AIによってコミュニケーションの密度を高めることができている。
AIにはできないクリエイティブな能力の強化を目指している。
学び
AIが役割の違いに対するハードルを下げていることを理解しました。
全体的に生産性があがった組織において、AIに作業を任せて少し体が空いた人間は
今まで以上に役割を越えた協業に向き合えるイメージも持てました。
そのためには、開発だけでなく事業全体でAIネイティブに向かう重要性も感じました。
懇親会
懇親会ではADWAYS DEEE豊島さんにストーリーライティングを中心にお話をお伺いすることができました。
チームはPdM、デザイナーを含めて5名程で、役割に関係なく日常的にDiscordで会話しているとお聞きすることができました。
改めてチーム人数が多いと誰かがやってくれるはずという変な力学が働いてしまうけど、人が少ないからこそ『自分たちでなんとかしなければ』という想いが強くなる、と感じました。
自分たちももっと日常的な会話から距離を縮めることができたらと思いました。
懇親会でお話させていただいた皆さま、ありがとうございました。
やっぱり、お互いのコンテキストをすりあわせることができる懇親会は貴重と感じました。
そして、いつの間にかぼっち感が薄れてきていて、嬉しく感じております。
感想
今回のデザインへの越境というテーマに7月のProduct Engineering Nightとの関心の重複を興味深く感じていました。
PdENightがエンジニアの越境が関心の中心であることに対して、D-PlusがDevOps的な役割のサイロを壊す話が中心であったことも興味深かったです。
D-Plusさん、多角的な視点で開発組織、開発チームがより能動的に活動できるようにするためには、というテーマにいつも刺激と学びを頂いています。
今後も楽しみにしています!!
余談
なんとほにゃにゃさんからストーリーライティングについての資料を教えていただきました!!
ありがたすぎます!!
ほにゃにゃさん合流後のD-Plusも楽しみにしています!!
ほにゃにゃさん(@honyanyas)から締めのご挨拶🎉✨
— D-Plus | 開発生産性コミュニティ (@dplus_community) 2025年9月11日
運営に入ってくださいました👏
これからどうぞよろしくお願いいたします😊
#でぃーぷらすトウキョウ pic.twitter.com/1DiiwmfRk7