渋谷アジャイル@スタートアップ#14に参加しました。
イベントに参加した感想をまとめます。

イベントの概要
渋谷アジャイルは、スタートアップでアジャイルを試行錯誤している人たちが各々の関心を持ち寄り対話・議論する実践型のコミュニティです。毎月第2水曜日にミートアップを開催しています。
会はOST(全員参加型コンテンツ: 後述)を軸に進行しており、スタートアップのリアルな現場からアジャイルコミュニティを盛り上げることを目指しています。
スタートアップは不確実なものを取り扱う性質上、アジャイルとの親和性は高いと考えられます。しかし現実には、チームや会社、事業の状況が目まぐるしく変わるスタートアップならではの悩みも多く見られます。
- チームが拡大しているが、カウボーイ開発からチーム開発に切り替えられていない
- チームがアジャイルを学んでおらず、開発プロセスがないことをアジャイルと呼称している
- 学んできたプラクティスを、チームの状況を考慮せずにそのまま適用してしまっている
- 社内のステークホルダーと健全な対話ができておらず、PMや営業との対立構造に陥ってしまっている
渋谷アジャイルは、スタートアップに身を置く参加者それぞれが抱えるそんな課題や悩みにフォーカスを当てていきます。
引用:
イベント参加の背景
会場
はじめてのタイミー社にお邪魔しました!
オープニングセッション:めちゃめちゃ営業利益が出るプロダクトをどう作るか
メモ
めちゃめちゃ営業利益が出るプロダクトをどう作るか。
例えば、「食事を楽しみたいけどダイエットをしたい」。
普段何してる?おいしいものでも脂っこいものをひかえる、など。
大切にしていること:健康に気を付ける。
我慢すると、まずい結果がある。美味しい食事に対する我慢。
結果、美味しい食事を楽しみたいというニーズが生まれる。
それによって、暴飲暴食などが生まれる。
結果、体重が増える。結果、もとのダイエットに戻る。
結果、行ったり来たりする。
こうした状態を上手く解決するサービスを提供したら、収益があがる。
健康を大切にする、食事を大切にする。
この2つのことを実現するために、以下をする。
・食事制限
・暴飲暴食
良いプロダクトはこの2つのニーズを満たすものを提供する。
今まで満たせなかったものを満たせるようになる。
そのためには、高価格のものでも提供ができる。
ニーズA:見込み客が何に苦しんでいるか、そのために致し方なく何をしているか
ニーズB:本当にしたかったこと
このニーズを満たせることが重要。結果、営業利益が出せるようになる。
プロダクトバックログアイテムなども、こうしたニーズを満たせるかを確認することが重要。
クライアントにそのまま質問をそのままの答えが返ってくるわけではない。
クライアントも無意識の中でトレードオフをしている。
質問を通してその内容を引き出していく。
クライアントがどれぐらい時間やお金を費やしてきているかが重要。
感想
自分は開発者側の立場ですが、プロダクトバックログを考えなしに受け入れてしまっていたことに気が付きました。
プロダクトバックログを解像度をあげて理解し、まずは自分のものとしても把握できるようにしたいと思いました。
そのうえで、スクラムチームとして扱えるようになりたいです。
OST
OSTの説明
1回目:コードから離れたEMの寿命について / プレイングマネージャーについて語りたい
私はここ数年開発案件のプロジェクトマネージャーを務めてきました。
プレイの領域からは数年単位で離れてしまっていましたが、今年の4月から復帰しています。
そんななか今回のテーマはかなり関心がある内容でした。
以下、話し合われた内容のメモです。
- コードから離れることで開発のコンテキストから離れるのが恐い
- エンジニアのマネージャーであるには、エンジニアリングに対する理解が重要だと思う
- エンジニアリングの理解がなくなったマネージャーはただの管理職になる
- かつてのエンジニアリングに対する無理解な管理職にはなりたくない
- 生成AI時代、少しの間でもコードを書くことから遠ざかるとエンジニアリングに対するコンテキストを見失いそう
- かといって、プレイとマネジメントの両立は難しい
- プレイに引きずられてマネジメントが不充分なプレイヤーになりがち
長い間プレイから離れてしまった自分にとっては共感できる内容ばかりでした。
また、自分の体験としては、久しぶりにプレイに帰ったことで自分のスキル不足は感じつつも、チーム開発というコンテキストを理解できたことが何より大きな価値と感じています。
同様に生成AIがどのように変化をもたらすかも解像度を上げて理解をしていた方が良いとも思っています。
ただ、反面、今更プレイの領域では強いメンバーに勝てるとは思っておらず、プレイは彼らに任せつつ、彼らがまだ持っていない知見を譲渡・醸成したり、彼らがプレイで活躍できる領域を守るためのマネジメントを行うことが重要と思えました。
改めて、お悩みをお聞きすることで、照らし合わせて自分の思考を整理することができました。
貴重な体験をありがとうございました。
2回目(前半):エンジニア脳とビジネスサイド(マネージャー)分かりあい
POともっと仲良くなりたいと考えている自分にとって今こそ聞きたいテーマでした。
主に以下の内容が話として出ました。
- 同じチーム内でもメンバー間で役職などの上下関係があるとその関係に引きずられがち
- ビジネスと開発で大事にすることの違いから歯車がずれがち
情報の非対称性や、共通目的の不明瞭さが、スクラムを機能不全にさせるイメージを持ちました。
改めてお互いに向き合うのではなく、共通目的に対する向き合いを大事にしたいと思いました。
自分の課題はそのような状態がある程度実現できているうえで、どうやったらPOとプロダクトの成長していく姿についてもっと会話ができるかでした。
まず、そのための時間を持ち、お互いの会話のテンポを合わせていくことが重要と考えています。
WhyとかWhatとかちゃんと腑に落ちるまで会話を終わらせちゃいけないんだとは思っています。もっと距離を詰めていきたい。
我々が知るべきはビジネスの話だとして、考えたいのはプロダクトをどのように成長させていきたいか。
2回目(後半):会社の人を社外(コミュニティ)に連れ出したい!どうしたらいい?
必ず週に1度は外出している人間として、自分も関心のあるテーマでした。
途中参加でしたが、以下のような施策が話し合われていました。
- ログを発信し続ける
- 会社の目標に合わせて能動的に動ける状態とする
- 社内勉強会の延長線上で誘う
- 自身の登壇や運営を理由に誘う
自分自身もSlackで気になるカンファレンスや勉強会の発信は随時行い、
登壇資料などの共有を行っているため、チームでも興味を持ってくれるメンバーが多いです。
ただ、次の一緒に参加するまでの距離を遠く感じています。
改めて、個人目標にアウトプットを設定することや、自身の登壇などを肴に外部参加を促したいと思いました。
いずれにせよ、自分自身の失敗経験から、自企業、自組織、自チームだけでの情報では井の中に陥りがちだと理解しています。
少しでもエンジニアリングの楽しさを味わってもらい、より文脈に依存しないエンジニアとしての成長を遂げられるように、外部に目を向ける取り組みを続けたいと思いました。
まとめ
2回目の参加でしたが、改めて多くの気づきと学びがありました。
また、前回よりもご挨拶ができる方も増えていて、そのことも嬉しかったです。
マネージャー、ビジネスと開発、コミュニティ、いずれも自分の関心のある領域を他者のコンテキストから悩みをお聞きすることで、気づく部分が多くありました。
また、帰り道はかつてアジャイルコーチとしてお世話になった方と一緒になり、近況のご報告ができて嬉しかったです。
貴重なイベントをありがとうございました。