イベントの概要
成果を求められる日々の業務の中で、「余白」を意識的につくることは、つい後回しになりがちです。
しかし、余白はただの“空き時間”ではなく、創造性を引き出し、関係性を育み、組織や個人の持続的な成長を支える「土壌」になり得ます。
本イベントでは、「余白」を“武器”として活かすための視点や仕組みづくりについて掘り下げます。
ゲストによるトークでは、実際に余白を取り入れたことで生まれた変化や、余白を設計する上での工夫・失敗談などを共有。
また、参加者同士のディスカッションを通じて、余白の価値や活かし方を自分ごととして捉えるヒントを探ります。
意図的に余白を設計し、個とチームにゆとりと可能性をもたらすためのきっかけを、一緒につくってみませんか?
引用:
イベント参加の背景
- フロー効率のために余白が大事という話を理解しつつ、いざ余白と向き合うと埋めなきゃと思ってしまう。
- 『エンジニアリングお悩み相談室』を読んで以来、実践の話を解釈する重要性を感じている。
- TSKaigi、LTのためのLT会以来、ナリハラさんの興味があり、お話を聞きたくて参加…!!(TechRAMENでの初登壇に向けて10回は練習しました…!!)
会場案内
MOSHさんの会場素敵でした。頂いたシールも格好良い。貼ります。
セッション
【招待講演】余白のフラクタル・デザイン ~ 個人・チーム・組織の連鎖的成長戦略
メモ
カレンダーには健全性が表れる。忙しさに溺れていないか。
余白が大事と承知していても、ひとは余白があると短期の利益獲得を優先しがち。
非連続的な成長のためにも余白を活用することが大事。
・組織の余白
組織スラックは企業が保有するすぐには使われない戦略的資産。
不確実な環境変化に向けた対応力であり、リスクヘッジにもなる。
ただ、スラックが多すぎるとパフォーマンスは落ちる。適切な余白の設計が重要。
・チームの余白
チームの生産性を向上させるには?
優秀な人に得意なことをやってもらうという選択肢は、短期ではワークする。
ただ、待ち行列が増加し、難易度が高い施策がスタックしていく。
結果、ゾーンに入る時間も削減されていく。
また、バス因子が増加し、属人性が高まり知見が蓄積されない。
余白を活用して、T型人材を育てる。
モブプロ・ペアプロ、輪読会・勉強会を活用する。
余白活用のデメリット。フリーライダーが得をする。責任の所在が曖昧に。
余白活用の目的を明確化する。チーム全体で賞賛とFBができるようにする。
チームのフェーズに合わせて、余白を設計することも重要。
・個人の余白
カレンダーの余白は、考えるための時間。
カレンダーに大きな石=考える時間を置く。考えるための時間を先に確保する。
あえてSlackを見ないための時間を作る。仕事に対する脳内メモリを強制的にパージする時間を作る。
創造性は個人の余白から生まれる。
EMの求められるのは余白に対する説明責任・実行責任。
学び
改めて余白が持つ価値を共有の認知とすることの重要性を学びました。
短期の利益獲得のために余白を埋めるのではなく、創造的な仕事に使いたい。
そのためにも、余白に対する解像度を上げて取り扱えるようにする必要がある。
【LT】EMの仕事は余白づくり
メモ
遊びを生み出すパラメータ。
どんな変数を使って遊びや余白を作れるか。
生産的な楽しい遊びのために余白を作りたい。
遊びは作るもの。
4つのドメインと5つのパラメータ。5つのパラメータで余白を作る。
ヒト:短期だけじゃなく中長期に投資をする。
モノ:終わった後に後始末できるようにする。
カネ:為替変動。多めに取っておく。
時間:予定をあけとく
情報:小さいノウハウでも文字を起こして公開する
ポイントは、ちょっとだけ先を見ること。
学び
余白を扱ううえでの指針の重要性を学びました。
付箋に書いて目に見える場所に貼っておきたい。
お悩み相談会
テーマだし
私は「外圧より内圧で余白なくしがち」という付箋を。
今回余白を学びたいと思った関心の中心には、開発チームがみずから機能開発で余白を埋める方向に傾きがちなことがありました。
貼られた付箋より育成、余白、経営の3つのテーブルに分かれ、私は余白について話し合うテーブルに参画しました。
テーブルディスカッション

各付箋からは余白の重要性を理解しつつも、それをいかに扱うかに共通の課題を感じました。
以下のような形で議論が整理されました。
- 余白をつくるためにプロダクトに対して費やす時間をPdMと合意を取ることが重要。
機能開発で時間を生めないためにも、これ以上作らなくて良いという合意が重要と感じました。 - 余白の扱い方はEMが率先して指針を示す。
管理職が率先して有休を使うべき的な話として解釈。 - 余白で生む価値をチームで認められるようにする。
機能開発以外のプロダクトチームにもたらされる価値をチームが認識できることで、余白に対するチームとしての重要度の認識が上がる気がしました。
余白をどう扱ってよいかの指針と、そこからもたらされる価値に対する認識が重要と学びました。
また、経営チームの発表でもあった、余白をもとに何を実現するかという目的を示す重要性を改めて思いました。
余白として活躍できる人間を作る、という話も自分でも取り扱えるように考えたいと思いました。
テーブルの皆様ありがとうございました。発表する役割も頂けて嬉しかったです。
続いては「余白」チーム!
— EM Oasis (@EMOasisCOMM) 2025年8月22日
メインテーマでもある本チーム、「余白」をどう評価するか、、、🤔
#emoasis pic.twitter.com/oyuA7uYLcP
イベントを通した学び
2次会も含め最後まで参加させて頂きました。貴重な経験をありがとうございます。
自分はPjMでEMではないため、参加して大丈夫だろうかと悩んでいましたが、余白を取り扱うための学びが多くありました。
そして、自分の日常にはないEMに対する学びも多くありました。
最近、自分が担当しているプロジェクトの開発チームにとって、自分はEMでもあるべきなんだろうということを考えています。
彼ら彼女らが、そしてチームが有機的な成長を果たせるように支援をしたいし、それは私たちのプロジェクトの成功にとっても、取り扱うプロダクトの成功にとっても重要な気がしています。
こうしたEMの方たちの交流できる場があることは改めて貴重と感じました。