読書メモ。2025年11冊目。
『マンガ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』を読んでの感想となります。(2025/2/8記載)
本の概要
27万部突破!会計本のベストセラーがマンガになった!父親の遺言によりアパレル会社「ハンナ」社長に就任した由紀。ところが、父親から引き継いだ会社は、借金まみれの泥舟だったことが判明。困り果てた由紀は、会社再建のため謎のコンサルタント安曇教授に助けを求めた。素人社長由紀が、会計と経営を学び会社を再生させるビジネスストーリー。
引用:
動機
- 今わりと重たい本を読んでいるので、並走しながら軽い本を読みたいと思っている。
- 『テスターちゃん』を読んだきっかけでマンガいいなと思っている。
- エムスリー山崎さんが紹介されているブログ記事を発見して購入!
感想
覚えていなかったけれどおそらく今回で2度目。
覚えていなかった理由を考えると、恐らくは書かれていることの理解度によるものだと思います。
いろいろなサイトで「分かりやすい」と記載されてはいるものの、物語は分かりやすいものの、会計の知識は難しいと思います。
自分は経営学部卒なので基礎知識は習得しているはずですが、すっかり体系立てた知識としては抜け落ちており、本書を読んでも難しく感じています。
会計の知識が必要になるのは、自分の価値をこの社会に即した計測をするためだと考えています。
その当時、自分が測りたいと思う価値が無かったからではないかと思います。
以下の文章はエムスリー山崎さんの紹介文です。
会計の基礎知識だけではなく「会社というのは本質的に原料としてお金を入れると、更に大きなお金が出てくる現金製造機」という考え方は私の働き方に大きな影響を与えました。プロダクト開発職種の皆さんには、是非、プロダクトのビジネス的な側面から見た本質とはなにか、この1冊を読みながら考えて頂けると良いのではと思います。
プロダクトという価値がある前提で、その価値の社会的評価の測定のために会計がある。
目的のために道具があり、より道具の扱いが複雑な場合は、目的を実現したい欲求が高くないとなかなか活用されない気がするし、当時の自分が忘れたのはそうゆうことだと思っています。
本書でも会計の目的を以下のように定義しています。
会計はキャッシュフローと利益概念を用いて行動計画の実行可能性を検証するツール
今回、以下章が印象に残りました。
前者は大トロとコハダの比較で、大トロの方が1巻当たりの利益は大きいが、最初に支払った現金がすべて回収されるまでコハダより長くかかるという説明でした。
なので、コハダの方が量を多く売ることができ、結果相対的にはコハダの方が大きな利益を生む、という話です。
けど、最初に支払った現金がすべて回収されるまでコハダより長くかかるということは、『BIG THINGS』に倣うとその期間中に何かが起こるリスクを受け入れるということでもあると思います。
そうした意味でも、寿司屋にとって大トロはサービスの商品なのかもしれないと思いました。
後者については、製品原価の要素の一つとなる工場は、価値を作り込む場所であるという描写が印象的でした。
本書では無駄をなくすことで費用を抑えようという説明でしたが、価値をより作りこむための見直しも必要だと思います。
そうした取り組みのためにも、作りこみのためのリソース、プロセスの継続的改善は必要になると考えています。
まとめ
会計は価値実現のための行動計画の実行可能性を検証するためのツールです。
持続可能性を持たせるためにも定期的な検証が必要となります。
とはいえ、目的が無いと扱いづらいことは確かであり、目的がないと忘れてしまう。
自分の状況に合わせても定期的に見直すと発見が多そうだと思いました。
エムスリー山崎さん紹介の他の本も読みたい。